吹替トリビア
 
※作品の結末までネタバレがありますので、ご注意下さい。さらにアニメ関係のネタも含みます。というか、上げた後で見直したら全部声優ネタでした。

・「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」では主人公の元スパイを山田康雄さんの没後にルパン三世役を引き継いだ栗田貫一さんが吹き替えており、
クリント・イーストウッドの追加収録の経験がある多田野曜平さん、「モンティ・パイソン」のグレアム・チャップマンの吹替を引き継いだ安原義人さんと共演しています。

・「007」シリーズのピアース・ブロスナン時代ではボンド役をソフト版の前半では神谷明さん、テレビ版では田中秀幸さんが吹き替えています。「スター・ウォーズ」のレイア姫はソフト版では高島雅羅さん、テレビ版では島本須美さんが吹き替えています。実はこの四人、「名探偵コナン」で主人公・工藤新一とヒロイン・毛利蘭の両親役なのです(毛利小五郎&妃英理と工藤優作&工藤有希子)。まとめると、主人公とヒロインの両方が(声優繋がりで)ジェームズ・ボンドを父に持ち、レイア姫を母に持つ事になります。ついでにテレビ版同士とソフト版同士という所まで一致です。新一と蘭のハイスペックぶりも納得?

・「名探偵ポワロ」第1話の犯人・シンプソンは安原義人さんが吹き替えており、ポワロのパートナー・ヘイスティングスを富山敬さんが吹き替えています。しかし、富山さんがシリーズの途中で亡くなられたため、安原さんがヘイスティングスの吹替を引き継ぎました。つまり、記念すべき最初の犯人からポワロのパートナーに昇格した訳です。

・映画版「オリエント急行殺人事件」で犯人の一人・アンドレニイ伯爵を納谷六朗さんが吹き替えていますが、後に「名探偵ポワロ」で製作されたドラマ版「オリエント急行の殺人」では納谷さんは被害者のラチェットを吹き替えています。殺る側から殺られる側へ。

・「呪怨 ザ・グラッジ3」で、シリーズ通しての幽霊役・佐伯伽椰子を最初期から演じてきた藤貴子さんが降板しました。しかし、この映画にはショウニー・スミスが出演しているため、吹替版では「ソウ」シリーズでも吹替を担当してきた藤さんがスミスの吹替に起用されたのです。しかも、この映画のショウニー・スミスは比較的早い内に伽椰子に殺害されてしまうため、(中の人繋がりでは)他人を呪い殺しまくっていた因果か、とうとう自分が殺されてしまったという事になります。殺る側から殺られる側へその2。

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